すべてのものには大切な意味がある
西洋では赤ちゃんの誕生を祝って
銀のスプーンを贈る習慣があります。
そんな赤ちゃんの幸せを願う
シルバースプーンを特別なジュエリーに。
テーマはネイティブアメリカンです。
男の子のスプーンには勇敢な力強い
バッファローを描き、成功や健康を
意味するターコイズをつけました。
女の子のスプーンには豊かで
美しい平原の花を飾り、その花の
中央にはゴールドをセットしました。
ずっと続いていくかけがえのない毎日を
そっとすくって味わって、楽しんでいきたい、
そんなパパとママの想いを込めた、
これは特別なジュエリーです。
Silver spoonHISTORY
ヨーロッパでは16世紀ごろから、王侯貴族の間で銀のスプーンやフォークなどの銀食器が使われるようになったといわれています。当時、銀はとても貴重で高価な金属であり、毒物に反応して色を変えることから魔除けやお守りの力があるとも信じられていました。
このように貴重な銀食器を持っている裕福な家庭に生まれてきた子どもは一生食べ物に困らないとされ、地位の高い貴族たちを中心に、腕利きの銀職人に依頼し赤ちゃんの誕生を祝って銀のスプーンを作りました。これが、「銀のスプーンをくわえて生まれてきた赤ちゃんは幸せになれる」という言葉の始まりです。
やがてその風習は一般の人々の間にも、海を越えた国々までも、赤ちゃんの誕生と健かな成長を願ってシルバースプーンを贈る文化して広まりました。
ハーベストムーンの商品は、完全受注制作のためお届けまでに3週間から1か月のお時間をいただいております。
商品は職人の手によって
ひとつひとつ丁寧に作りあげます。
すべてハンドメイドなので、
機械で作ったように写真と
全く同じものにはなりません。
同じデザインで制作しても
一作ごとに違う表情の作品が生まれるのも
手作りならではです。
この表情の違いもお楽しみください。
あなただけのOne of the kind
1点もののジュエリーをお届けします。
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STEP.1
地金にスプーンの形を慎重に描く。
この形が基調になるためバランスよく書き込み、糸鋸で切り取る
皿の部分に糸鋸でバッファローの形を切り抜く -
STEP.2
バッファローを切り抜いたスプーンの下にもう一枚銀板を重ね溶接する
下の銀板も併せてスプーンの形に糸鋸でカットする -
STEP.3
スプーンのくびれを作り成型する
木材に皿の形を作り、その形を利用して木槌でたたきスプーンを成型する
スプーン裏の金具(チェーン入れる)を、銀板をカットして作りスプーン本体に溶接一度、ラフで磨きをかける -
STEP.4
本体をヤニ台に設置して、鏨やグレーバーを使い、バッファローに装飾をいれていく
銀を黒くする溶液を使ってバッファローの部分に陰影を出す
ターコイズをセットする枠を銀で作り本体に溶接 -
STEP.5
ターコイズの原石をダイアモンドソーで切り出し、枠に合うよう成型し磨きをかけ宝石のもつ輝きを引き出す
石枠に、成型したターコイズをセッテイングする。その際は鏨を使って覆輪止めという技法でしっかり石をとめる -
STEP.6
最終的に時間をかけて隅々まで磨きをかける
Jewelry Artists
堀江 純Jun Horie
1994年にジュエリー製作をスタート。アメリカ合衆国サウスダコタ州にリザベーションを持つラコタ族のアートに魅せられ五年間をサウスダコタ州で過ごしました。ケビンポーリアー氏をはじめ多くのラコタアーティスト達から、アートや、彼等の文化や伝統についても学んできました。ラコタ族の友人たちと、同じスタジオでジュエリーを制作したり、生活をしながら、ラコタとの繋がりを礎にした自分独自のオリジナルなジュエリーを模索してきました。その親交は今でも続いています。
堀江純のジュエリーと姿は、ラコタ族の新聞“ラコタジャーナル”の、ラコタアーティストをとりあげる欄に、ノンネイティブながら “Far East Meets Lakota Culture”のタイトルでとりあげられ反響を呼びました。その作風は、インディアンからの影響を感じさせつつも、決して物真似ではない、独特の感覚と世界観を持つオリジナリティ溢れるものです。